知らなかった!べんがら
こんにちは。
京町家お宿・花です。
今日は町家のお色のお話。。。
町家の木部分には”べんがら”というのが塗られていて、あの落ち着いた風情を作り出しています。。
”べんがら”には防虫・防腐作用があるそうです。
でも、しりませんでした。。。この”べんがら”、シアノバクテリアが光合成で作った酸素と海水の鉄イオンが結びついて
酸化された鉄が赤さびになって海底に沈んだものの事だそうです。
シアノバクテリアって35億年から27億年前ごろの海の中に最初に現れた光合成をする生物なのです。
この、太古の恵みの”べんがら”を水で溶き、松煙や墨汁を混ぜてお好みの色にして
木部分に塗り、上から乾いた布で油を刷り込みます。
なので、町家によって微妙にお色が違ってるんですねぇ
知りませんでした。。。”べんがら”が海の底からやってきているなんて〜
でも、こういうのって いつも思うんですけど
どなたが最初に思いつくというのか見つけ出すというのか。。。
ふしぎです。